2025年11月7日、近江町交流プラザ4階研修室にて、会場とオンラインのハイブリッド形式で会員研修会を開催しました。
第1部では環境省 中部地方環境事務所の大庭みゆき氏が「気候変動の基礎と政策動向」を解説し、
第2部では木徳神糧株式会社の根来亮氏が「米価の現状と今後の見通し」を講話しました。
開催概要
- 日時:2025年11月7日(金)
第1部 14:00–15:20/第2部 15:30–16:50 - 会場:近江町交流プラザ 4階 研修室(石川県金沢市)
- 方式:ハイブリッド(会場+オンライン)
- 対象:当協議会 会員企業・団体
第1部|気候変動の基礎と最新動向(環境省・大庭みゆき氏)
- 日本の年平均気温上昇率は世界平均より高く、真夏日・猛暑日・熱帯夜が増加していることが示されました。
- 金沢市の気候比較(1923年 vs 2023年)では、7月の平均気温が+4.7℃上昇するなど、夏季の顕著な変化が可視化されました。
- 国際枠組み(パリ協定)の仕組みと、各国の目標・実施状況、グローバル・ストックテイクの位置づけを整理。
- 我が国の取組として、2050年カーボンニュートラル、緩和(排出削減)と適応(影響の回避・軽減)が“車の両輪”であること、サプライチェーン全体での脱炭素経営の要請が高まっている点が強調されました。
- 熱中症対策実行計画や「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」整備の概要も紹介。
第2部|米高騰問題と今後の米価(木徳神糧株式会社・根来亮氏)
- 2025年産の作付・需給見通し、民間在庫の増加傾向と価格の相関、備蓄米の運用・放出状況などを、最新データで整理しました。
- 家庭用銘柄米の店頭価格は、近年の切替局面で高値スタートとなり、店舗によっては5kgで5,000円設定の事例も。
- 輸入スキーム(MA米/SBS)の仕組みと、入札・マークアップの状況を解説。
- 中食・外食向けの需要構造、価格形成の要因、JA概算金・相対取引価格の基礎も整理。
- 高温耐性・倒伏耐性を備えた多収穫米(にじのきらめき/つきあかり)や、気候影響に応じた品種・作期の工夫、再生二期作の取り組みが紹介され、気候適応の具体例として議論が深まりました。
主な示唆(まとめ)
- 気候変動対応は「緩和×適応」の統合設計が実務に不可欠(自社の省エネ/GXだけでなく、熱中症リスクや操業計画・サプライ網の適応策をセットで)。
- 米価は在庫・需給・政策・国際要因の複合で決まり、家計・業務向けの価格帯や切替スケジュールに差が生じるため、中長期の購買・メニュー設計が重要。
- 気温上昇や品質リスクに対し、品種選択や多収・再生二期作など現場の適応オプションが拡大。産地・実需・中間流通の協調が鍵。
フォトレポート(抜粋)
- 写真1:開会挨拶の様子
- 写真2:司会進行の様子
- 写真3:第1部「気候変動の基礎と最新動向~Beyond GDP~」ご講演の様子
- 写真4:第2部「米高騰問題と今後の米価」ご講演の様子
- 写真5:質疑応答の様子
- 写真6:閉会挨拶の様子






お問い合わせ
- 研修会に関するお問い合わせ:事務局(090-6817-4314/hokurikunoukankyou@gmail.com)
- 今後のセミナー情報はニュースページでご案内します。
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本研修会の企画・運営にご協力いただいた講師、北陸農政局 経営・事業支援部 食品企業課、関係各位、会員の皆さまに厚く御礼申し上げます。
